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株式投資失敗事例

株式投資失敗事例

投資を行う場合は、リスクについても十分に学んでおく必要があります。

リスク管理をしていないと大きな損失を抱えることもあり、最悪自己破産にまで追い込まれてしまう場合もあります。

ここでは、リスク管理が不十分であったために、株式投資に失敗した事例をご紹介します。

失敗事例には色々なケースがありますが、初心者に大事なことは、致命的な失敗をしないように経験値を積んでいくことです。

小さな失敗であれば今後の糧となりますし、他の人にも教えることもできます。

株式投資の失敗事例集

株式投資で、失敗事例を学ぶ事は非常に重要です。株式投資は元本保証がない投資ですが、しっかりとリスク管理をしておけば、突然破産するということはありません。

未公開株で大損した失敗事例(Eさん)

2015年の話ですが、ある有名なお笑いコンビのEさんは、未公開株に手を出し、数千万円の損失を出したことがあります。

「未公開の株なので、2週間置いているだけで倍になりますよ。」といわれて手を出したそうです。

他人の根拠のない情報をそのまま信じてしまったことが、大きな損失につながったといえるでしょう。

しかも、それが原因の一つになり離婚という事態も招いてしまったので、とりかえしのつかない手痛い損失になってしまいました。

1銘柄に多額の信用取引で大損した事例(Sさん)

投資家でスマホ評論家でもあるSさんは、2013年にシャープ株の空売りを行い、約1ヶ月で1,800万円の損失を出してしまいました。

2013年、シャープは経営再建中でしたが、有利子負債の大きさや社債の償還も迫っているので、会社更正法の適用もあるかもと、Sさんは考えたのです。

そして、シャープ株の信用売りを行いましたが、株価は一向に下がらず、逆に上がってしまい200万円の含み損。

損失分を取り戻そうと、下落の素振りを見せたシャープ株に対してさらに全力で売り叩いた結果、270円の売り玉はどんどん踏み上げをくらい、含み損は1,800万円まで膨らんでしまいました。

敗因は、1銘柄に集中させすぎて、リスク分散を怠ったことです。

過去に同じパターンで東京電力の売りの成功体験があったので、今回もうまくいくと思ってしまい、まさかの失敗を引き寄せてしまいました。

損切り分を取り戻そうとムキになって、その後全力で売りに叩いたこともまずい対応でした。信用取引で1銘柄に多額の投資は、まず手を出さないほうが賢明という典型的な事例です。

リーマンショックで大損した失敗事例(Aさん)

個人投資家のAさんは、2008年のリーマンショック以前は、順調に資産を増やし続けてきました。

時々負けもありましたが、年利20%はとれており、株とFX、先物取引で、総額3,000万円にまで資金を増やしました。

しかし、リーマンショックが彼を襲います。

FXで2,000万円をあっさりと失うと、株も合わせて約3,000万円を損失。Aさんは、リスクには人一倍敏感に対応していたつもりでしたが、気がついたらこの状態になっていました。

2007年の欧州のBNPパリバショックの時には、短期間で全部の金融商品を引き上げました。

Aさんは、「サブプライムローン問題は話題になっていたはずで、逃げるしかないと感じていたはずなのに。」と思っていました。

損失の原因は、根拠のない値頃感や節目で売買をしてしまい、リーマンショックの乱高下に巻き込まれたことです。

「1ドル95円は割らない」とか、「ここまで下がったんだから95円までは戻すだろう」と決めつけてしまい、自分なりの判断で客観的な視点を失ってしまったのが失敗の要因です。

低位株で失敗した事例(Bさん)

Bさんは、株価が安くなっている低位株に目をつけ、購入し始めました。

地味で人気のない放置されているような銘柄ですが、ヒット商品やニーズの変化で一度注目を集めると、株価が一気に上がると見込んでの購入でした。

Bさんは、初めての売買で少し慎重になってはいましたが、大きく儲けたいという心が強くなり、1株40円の低位株を4,000株購入しました。

選んだ企業は、バルブの製造、販売している中堅メーカーで、工場や乗り物など様々なところで使用されています。

選んだ理由として、証券会社のレポートに「バルブは海外での需要が増える」と書かれていたからです。

当初は、1円あがるだけで4,000円の含み益でしたが、すぐに株価が下がり始めます。2円下がった日は、8千円の含み損で最終的には6円下がり、2万4千円で損切りしました。

そこまで大きな損失にはなりませんでしたが、続けていたら大きな損失を出したことでしょう。

失敗の原因は、

  • 会社のことをろくに調査せず、証券会社のレポートを信じてしまったこと。
  • バルブの事を全く知らなかったこと。
  • 儲けのみに目がいってしまい、むやみに手を出したこと。

Bさんは、企業情報を集めて隅々まで目を通す事が必要だったことと、商品に関しても勉強が足りなかったと反省しているそうです。

大企業だからといって甘く見た失敗事例(Cさん)

Cさんは、半導体大手のE企業の株式を購入しました。しかし、「会社更正法を申請します」とニュースで知ってからの購入です。

業績が悪くなったことを知ってしましたが、数千億の売り上げがあったので、どこかの支援が入り、そのうち事態は好転すると思い込んでいたのです。

投機合戦が始まってからの売買で、1円単位での取引の中、3,000株を購入したのです。

買った瞬間から株価の動向が気になるようになり、仕事中もスマホからずっと目が離せない状態になってしまいます。

午後から仕事が手につかない状態になってしまったので、1円上がったところで売却し、かろうじて損失は免れます。ですが、Cさんの中では、株式投資への敗北感が広がっていったそうです。

株式購入時、すでに業績は悪化していて、危ないといわれていることは知っていたのです。現に数千円あった株価は、300円まで落ち込んでいました。

この時点で投資はすべきではありませんでしたが、自分なりの解釈で勝手に事態が好転すると思い込み、投資してしまったのです。

株式投資失敗する人の共通点とは?

株式投資で失敗する人には、ある共通点があります。そして、失敗を避けるためには、いくつかのポイントがあります。

特に初心者の方は、失敗する共通点や失敗を避けるためのポイントなど、事前に押さえておきましょう。

信用取引は要注意

初心者は、信用取引、特に売りには注意しましょう。

現物取引にしても信用取引にしても、買建てを行う場合は、金利・手数料を除けば、投資した額以上の損失はありません。

例えば、500円の株を1000株購入したとすると、50万円になります。

仮に、この会社が倒産したとして、株が紙屑になった場合でも、50万円の損失で済みます。

ところが、信用売りを行った場合はどうでしょう。

例えば、500円の株の信用売りを行った場合、株価が下がってくれれば利益になります。

しかし、何らかの理由で何日もストップ高が続いて、その後さらに株価が上がっていき、800円、1000円、2000円と上昇し続けた場合、含み損がどんどん膨らみ、その上限は見えません。

信用取引にも種類がありますが、一般的に利用されている「制度信用取引」では、借りた資金、または株の返済は6か月以内となっています。

この間に、利益が出ずに含み損が膨らんでしまうと、返済することが難しくなります。

特に時価総額が小さい銘柄では、長期的に空売りの玉を保有するのは絶対に避けたほうが良いでしょう。

買建ての場合は、証券会社から投資資金を借りるため金利がかかりますし、売建ての場合は株を借りることになるために、賃株料と臨時の金利も負担となるため、コスト面での負担も大きいといえます。

信用取引は自己資金以上のリスクを取るため、成功すればリターンも大きいですが、失敗したときのリスクも大きいのが特徴です。

信用取引の場合は、現物取引以上に相場に敏感にならないといけません。

損切りは確実に

株式投資で失敗した人の共通点は、損切りが曖昧か下手という点があります。

ポジションを明確にとり、自分の想定内で株価が推移していれば良いですが、それ以外のケースだとそのポジションにこだわる必要はありません。

どんな大企業でも、為替や金利、政治要因などの外部環境の影響で、大きく値下がりするケースがあります。

もし相場の動きが自分の想定外の動きを見せた場合は、損失を拡大させないように損切りをして、一度資金を引き下げるのが有効です。

無理して取り返そうとすると、既述の事例のように、傷口を余計に広げてしまうケースが多いので注意しましょう。

判断の根拠が曖昧

株式投資の売買の判断は、利益を得たい願望が優先してしまい、判断の根拠がどうしても曖昧になりがちです。

株を買った時は、テクニカル分析のサポートラインを参考にしたにもかかわらず、株価が下がってサポートラインを割った時には、「いつかまた上がるかもしれない」という根拠のない判断をして、ホールドしてしまうということがあります。

確かに上がる場合もありますが、大幅に下がって大きな含み損を抱えたまま塩漬けになってしまう、というリスクもあります。

ここは損切りをする勇気を持つことも必要となります。

当初に定めたルールをきちんと守って、判断をすることが重要です。

株式投資で失敗しないためには?

株式投資で失敗をしないためには、たくさん方法がありますが、以下の3つは最低限守ってほしい内容です。

休むのも有効な手法

個人投資家の場合には、「株取引を休む」という選択肢が非常に重要です。

一度株式を保有して、売買を活発化させるのが投資をしていると勘違いをしやすいですが、100%相場の先行きが不透明な場合は、株式を現金にもどして待機させて、様子をみておくのも重要です。

これと思った会社はとことん調べる

自分が惚れ込んだ会社に出会ったら、とことん調べて、会社の部門や製品情報、市場、業績の予想や修正のタイミングなど、熟知しましょう。

自分だけの情報だけではなく、ファンドのマネージャーや営業マンなどからも、積極的に情報収集をしていきましょう。

高値で飛びつかない

人間は弱いものなので、株価が勢いよく高値がつくと、その銘柄に飛びついてしまう習性があります。しかし、短期で利益を上げるという明確な戦略がない場合は、避けたほうが賢明です。

株価が急激に高騰するということは、急激に下がる可能性もあるので、リスクをきちんと頭に入れておきましょう。