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投資信託を選ぶポイント

投資信託を選ぶポイント

投資信託は、日本国内で5000以上もの種類があり、銀行や証券会社など、販売会社によって取り扱っている商品が異なります。

2018年6月現在、一番少ない販売会社は、ライブスター証券(投資信託本数1本 うちノーロード1本)で、一番多い販売会社は、楽天証券(投資信託本数 2590本、うちノーロード 1280本)となっています。

数千もある投資信託の中から選ぶことは容易ではありませんので、最適な投資信託を選ぶポイントや見つける方法をご紹介します。

毎月分配型は必ずしも効率のいい運用ではない

投資信託には、

  • 毎月分配金を受け取ることができるタイプ
  • 分配金を再投資に回すタイプ
  • 最初から分配金がなく、利益は自動的に再投資に回されるタイプ

があります。

毎月分配金を受け取れることは嬉しいことですが、この分配金は利益の中から捻出されますから、投資家たちに分配金を支払ってしまうと、その投資信託の投資額が目減りして、投資信託の価値が下がってしまいます。

しかも、分配金には毎回税金が課されますから、それほど効率のいい運用とは言えず、運用の複利効果が期待できなくなります。

また、分配金を再投資に回す場合、税金がかかります。分配金がないタイプでは、税金はかかりません。ですから、分配型を選びたいと思う場合は、そこをよく理解しておきましょう。

販売会社が勧める「売れ筋」で判断しない

投資信託を選ぶ際、売れ筋、あるいは人気ランキング〇位ということで判断すると、失敗する場合があります。

というのは、販売会社にとっては手数料が利益となりますから、顧客には手数料で利益を上げられる投資信託を、一所懸命勧めます。

そのように販売会社が強く勧める商品はたくさん買われ「売れ筋」となりますが、一所懸命勧めた上での売れ筋なので、その投資信託が必ずしも値上がりする、儲かるとは限らないわけです。

販売会社と投資家は利益相反関係にありますから、販売会社の勧める商品や人気ランキングは、あくまで参考として受け止めておきましょう。

販売手数料が少ないか無料の投資信託を選ぶ

投資信託は、株やFXと異なり、通常は購入時、保有期間中、売却時にコストがかかります。しかし、「ノーロード投資信託」という手数料のかからないものもあります。

おおむね2~3%の手数料がかかりますから、資金を目減りさせないためには手数料を押さえたいところです。ノーロードの中には希望の投資信託がないという場合、なるべく手数料が低めの投資信託を選びます。

同じ投資信託でも、販売会社によって手数料が異なりますから、気に入った投資信託があれば、できるだけ手数料の安い会社から購入するようにします。

資産クラスで選ぶ

投資信託には、国内外の株式や債券、REIT、バランス型など、さまざまな資産クラスがあります。それぞれ値動きの幅が異なり、値動きが大きいものほどハイリスク・ハイリターンとなります。

株式は、年間の値動きが上下に30%~60%ほど触れますから、リスクも大きいですがリターンも大きくなります。国内の債券の振れ幅は、およそ5%くらいなので、株式よりはリスクもリターンも緩やかになります。

大事なのは、リターンの大きさで選ぶことよりも、どこまでのリスクなら許容できるかを考えて選ぶことです。そこそこのリスクと、そこそこのリターンを狙う場合は、バランス型の投資信託を選ぶという方法もあります。

償還日で選ぶ

投資信託は、基本的に長期間保有することで投資効果が上がるものですから、最低でも10年以上、または無期限のものを選ぶという方法があります。

たまたま償還の時に相場がとても悪くなっているということもありますから、タイミングのいい時期に売却できるタイプがお勧めです。

投資信託の資産の規模で選ぶ

できたての投資信託でこれまでの実績がわからない場合、相場の下落や分配金支払い後などで資産の残高が減っているものなど、100億円より少額で運用している投資信託は要注意です。

資産が少ない場合、分散投資をすることが難しくなるので、振れ幅が大きくなる場合があります。できるだけ資産の多い投資信託を選ぶようにします。

条件をスクリーニングにかける

手数料、資産クラス、償還日、投資スタイル、資産規模など、すべての条件を入れて、証券会社のスクリーニング機能にかければ、条件に合った投資信託を見つけることができます。

証券会社によって機能が異なるので一概には言えませんが、できるだけたくさんの投資信託を扱っている会社の中から選び出す方が、より希望にあった投資信託が見つかる可能性が高くなります。

ロボアドバイザーを利用する

投資スタイルなどについての質問に答えながら、最適な投資信託の運用シミュレーションを提案してくれるシステム、「ロボアドバイザー」が用意されている証券会社もあります。

ロボアドバイザーを利用しながら、最適な投資信託を見つける方法もあります。

チャートをチェックする

希望に近い投資信託をいくつか絞り込むことができたら、チャートをチェックします。チャートでは、およその値動きを見ることができます。

ここで、想像していたより値動きが大きい/小さいなどを知ることができますから、リスクの大きさを判断することができます。

しかし、過去の値動きがすべてではありませんので、今後、リーマンショックのような事件や地震などの災害で、これまでとは違った動きをする可能性があることは念頭に置いておきます。

買い付け方法を選ぶ

投資信託の買い方には、「金額買い付け」「口数買い付け」「積み立て買い付け」の3つの種類があります。自身の投資スタイルに合った方法で買い付けを行います。

金額買い付けか、口数買い付けかで迷った場合、口数買い付けはそれほどのメリットがないので、、先々の可能性を考えると、金額買い付けの方をお勧めします。

また、特に近々使う予定がない資金で、リスクの少ない長期保有を目指すのであれば、積み立て買い付けがお勧めです。

金額買い付け

金額買い付けは、投資したい金額分の投資信託を購入することです。

予定の金額がきっちり決まっている場合はこちらを選択します。手数料(無料の場合もあります)と、税金を差し引いた金額分の投資信託を購入することが可能です。

分配金は、再投資に回す、あるいは受け取るという選択が可能です。解約の際も金額を指定して解約をします。

口数買い付け

口数を指定して買い付けを行います。

支払金額はその時の相場によるので、前もっていくらになるかがわかりにくいデメリットはあります。口数が決まっているため、分配金は再投資されることなく、自動的に受け取り型となります。

積み立て買い付け

積み立て買い付けは、毎月1回(場合によっては毎日、毎週)投資信託を購入して、積み立てて行く方法です。

基準価格が高いか安いかによって、買い付け数を調整していくことにより、効率のいい投資が可能です。

自分自身でも勉強する

投資信託は、プロに運用を任せるところがメリットなので、自分で投資に関するスキルを磨く必要はないと言われています。

確かに、実際に運用が始まってしまえばプロに任せることになるのですが、投資信託を選ぶところまでは、自分自身で判断する必要があります。ある程度は、投資信託についての知識を身につけておきたいものです。

投資家のブログ、セミナー、勉強会などに積極的に参加して、実際の投資家の声を聞いてみるのも良いでしょう。