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株価指数CFD取引のメリット・デメリット、リスクを軽減する方法をご紹介!

CFD取引とは、Contract For Differenceのことで、「差金決済取引」「証拠金取引」のことをいいます。差金決済、証拠金取引といえばFXが良く知られていますが、FXはCFD取引の中の一つの方法です。

CFD取引の中でも、人気の高い株価指数CFD取引は、日経225やNYダウなどの株価指数に投資する方法です。

株価指数CFD取引について、メリット・デメリット、そしてリスクを軽減するにはどうしたら良いかについて、ご紹介したいと思います。

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株価指数CFDのメリット

株価指数CFDには、個別株の現物取引にはない特徴がたくさんあります。

ここでは、株価指数CFDのメリットについてご紹介します。

取引時間が長い

日本の証券取引所で個別株を売買する場合は、9時にオープンし、15時にクローズしてしまいます。

さらに11:30~12:30に休憩時間まであるため、ビジネスマンが昼休みに株を売買するということは簡単ではありません。

株価指数CFDには、くりっく株365と店頭取引と2種類の取引があります。

くりっく株は、ほぼ24時間、店頭取引は会社によって異なりますが、国内証券取引所よりは長い時間オープンしています。

優良株に投資できる

個別株の売買をする場合は、購入する株の財務状態や成長性を調べるのに時間を割く必要があります。

ところが、株価指数は定期的な見直しが行われますから、不良株は排除されていきますので、ほとんどが優良株で構成されている株が対象になります。

株の選択に苦労することなく優良株に投資することができ、効率の良い投資ができます。

分散投資が可能

個別株に投資した場合、その企業の粉飾決算が発覚するなどの不祥事により、突然株価が下落する、あるいは、最悪上場廃止ということなども考えられます。

株価CFDは日経225、NYダウ、FTSE100、DAXなど、株価指数を対象としていますから、分散投資をしていることになります。

もし、1社の株が紙くず状態になったとしても、全体的な影響は微々たるものとなります。

もちろん、リーマンショックの時のように、相場全体が下がれば株価指数CFDにも影響がありますが、それは個別株でも同じことです。

レバレッジをかけることができる

FXなどもそうですが、株価指数CFDにおいてはレバレッジをかけることができます。レバレッジをかけられるということは、少ない資金で多額の取引ができるということです。

店頭取引では最大10倍、くりっく株365では市場の状況によりまちまちですが、平均的には20~30倍と店頭取引よりは多くのレバレッジをかけることができます。

レバレッジをかけることで、利益が出た場合は投資資金に比べて大きな利益を得ることになります。

株価指数CFDのデメリット

株価指数CFDには、メリットも多いもののデメリットが存在することも事実です。

ここではデメリットをご紹介しますので、デメリットもしっかりと把握したうえで投資を行うとよいでしょう。

レバレッジはリスクにもなり得る

レバレッジをかけられることは、株価指数が上がればメリットになるとお話ししましたが、株価指数が下がった場合は、投資金額に比べて損失が大きくなり、デメリットとなります。

レバレッジは少ない証拠金で大きな取引ができることが魅力ではありますが、リスクに備えて証拠金は多めに入れておくとよいでしょう。

初心者にはわかりにくい

株価指数には、くりっく株365と店頭取引の2種類があります。

同じ様に株価指数での取引ではあっても、取引条件が異なります。取引時間、取引が行われる機関、金利調整額の受け取り/支払いなどのルールが異なります。

証券会社によって扱っている商品が異なりますから、どちらか希望の取引方法がある場合は、取引する証券会社を選ぶ必要があります。

海外の株価指数に対する情報量が少ない

日本や米国などの株価については、さまざまな情報が入りますが、その他の国の株価については細かい情報を探すのに苦労します。

ですから、状況の変化をすぐに把握することができない場合もありますから、要注意です。

特定口座が使えないので不便

個別株の投資では特定口座を使うことができます。特定口座を使えば、損益計算は証券会社が行い、源泉徴収ありを選べば、確定申告さえ不要になります。

ところが、株価/株式指数CFDでは特定口座を利用することができないため、自分自身で損益計算を行い、確定申告を行わなくてはならないという手間がかかります。

追証(追加証拠金)や強制ロスカットのリスク

通常の株の現物取引ではありませんが、証拠金決済取引では追証やロスカットが発生することがあります。

追証は一定以上の証拠金維持率を下回った際に、不足金額を支払わなければならないというシステムです。指定期限までに追証を解消しない場合は強制ロスカットされてしまいます。

ロスカットは追証が相場下落時に損失拡大を防ぐために、一定の証拠金維持率が下回った時に強制決済される仕組みです。(ロスカット基準は取引業者によって異なります)

スイスフランショックの時のように、相場が急変した場合、強制ロスカットが間に合わず損失が拡大してしまうというリスクもありますので、ロスカットがあるから証拠金以上の損失を被らないとは言えない場合もあります。

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株価指数CFD取引で生じるリスクを軽減するには?

株価指数CFDにはデメリットがあるとはいえ、リスクを軽減する方法はあります。リスクはできるだけ軽減しながら取引を行うことで、大きな損失を被る可能性は低くなります。

レバレッジは小さめに

株価指数CFDは複数の優良株が対象になっていますから、もともと個別株に比べてリスクが低い商品です。

日経平均などを見ているとわかりますが、それでも上昇基調の時もあれば、下落が続くときもあります。

特に、世界経済が下落傾向の時、あるいは、リーマンショックのように、ある日突然大幅に相場が下落してしまう時、などもあります。

大切なのは手持ち資金に見合った取引をすることです。レバレッジをかけることで、利益が出る時は大きな利益を得られますが、損失が出た場合も大きくなります。

相場を読む力がつくまでは、大きなレバレッジはかけないようにすることでリスクは軽減できます。

情報を得やすい銘柄を選ぶ

株価CFDに投資する場合、個々の銘柄について細かい情報を調べる必要はありません。しかし、相場全体の流れと、その理由については知っておく必要があります。

そのためには、他国の経済情報を簡単に得られる環境にある人でないかぎり、日経225やNYダウなど、できるだけ情報を得やすい銘柄に投資しておくことをお勧めします。

損切設定はこまめに

優良株に分散投資をしていても相場全体が急激に下落して、その後長期間下落傾向が続くことがあり、そうなると、塩漬け状態、あるいは、場合によっては強制決済されてしまうこともあります。

これを回避するためには、小まめに損切設定をしておくことをお勧めします。

もちろん、決済したとたんまたすぐ相場が戻ることもありますが、逆に、どんどん下落してしまうこともあります。

相場が戻ってしまって残念であることよりも、ますます下落して損失が膨らんでしまう事の方がリスクが大きいですから、小まめな損切をする方をお勧めします。

取引に対して必要証拠金を多めに入れておく

株の現物取引と異なり、CDFは長時間取引が行われているので、対応できない時間帯に不測の事態に陥ることがないように証拠金を多めに入れておくと安心です。

まとめ

株価指数CDF取引は、優良銘柄に分散投資していることになるため、株式の現物取引に比べてリスクが少ないことや、レバレッジをかけることができる、取引時間が長い、というメリットがあります。

しかし、一方でそのレバレッジのかけ方によっては、損失時のリスクは大きくなること、特別口座が使えないため確定申告の手間がかかること、強制ロスカットのリスクなどもあります。

そうした中で、可能な限りのリスク回避を行うことで、初心者でも比較的安全な取引を行うことができます。

[記事公開日]2019.02.25
[ライター]natsu