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COTTO取引とその特徴

COTTO取引とその特徴

COTTO取引は、綿花取引所において、綿花の実物及び先物の取引を行っています。

先物取引ですので、COTTOに限ったわけではありませんが、投資家は投機目的で取引を行う為、決済確定後、予め決められている一定期間を経過してから商品が受け渡させる事になります。

日本国内においては、過去、現在ともに綿花取引所は存在していません。現在は、主にNYと英国リバプールに取引所があります。

綿花は、18世紀の産業革命により紡績業や織物産業が発展し、世界的な天然資源となりました。

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COTTO取引とは?

COTTO取引とは、綿花の先物取引を指し、NY綿花相場が世界での指標となっています。近年では、綿花余剰在庫の減少傾向が継続して、NY綿花相場は高値傾向にあります。

昨今における綿花の需給バランスは、2017年こそ堅調な相場でしたが、トランプ政権における米国の経済政策が大きく左右し、為替相場に影響を与えました。

結果、綿花相場にも大きく影響すると思われますので、今後の綿花相場に目が離せません。

現在、世界では120カ国で綿花を商業利用しており、紡績や服飾、その他の繊維製品の製造に活用されています。

世界の綿花の生産量や需給状況は、米国農務省が毎月レポートを公表しており、世界的に注目されています。

世界の綿花の消費量

世界の綿花の消費量は、近年安定しており、2億4000万トン前後で推移しています。

国別では、インドと中国が世界でも大きな比重を占めており影響力も大きいのですが、近年綿花の輸入量では、バングラディッシュとベトナムが伸びてきており、中国の影響力は緩和されてきています。

世界の綿花の生産量

世界の生産量では、インド、中国、米国、パキスタン、ブラジルが主要な産地で、これらの国の動向を見る必要があります。

特に、インドや中国、米国の3カ国で、世界の60%を占めるほどの生産量を誇っています。

2016年には前年比で減少し、消費需要も減少しましたが、輸出が優先され、日本国内への綿花供給は不足気味となりました。以後、綿花価格は高値で推移し、綿糸の製造原価は上昇しています。

その他には、パキスタン、トルコ、豪国などが主要な産地となっており、世界77カ国で商業栽培されています。

ちなみに、ICACによると、16〜17綿花年度の消費量は2,452万トンで、綿花の生産量を上回っていました。

17〜18綿花年度は、消費量より生産量が上回る見込みで、価格は落ち着くと見られています。

中国の過剰在庫も減少している傾向です。

専門家は、米国を中心に収穫が進んで生産量が安定してくれば、価格は落ち着くとみています。

一方で、超長綿の相場は、主要生産国であるエジプトの生産が不安定ですが、アジア各国で需要は高いこともあり、今後も高値傾向が続くとみられています。

2018年1月度で、1ポンドあたり170セントという高値が続いています。

国内の綿糸相場

2016年に、綿花価格と綿糸市場が上昇しましたが、ブラジル紡績の安値販売により、綿花コスト増を補うまでには至っていない状況でした。

2016年下半期に、国内で生産するための錦糸の受注が一気に伸びたことがありましたが、それは為替相場に対する不安から衣料品の輸入が減ったことが原因です。

専門家の間では、2018年は価格下落要因が見当たらず、概ね横ばいが続くと見られています。

18年上半期は、国内企業の間で、高値の天然繊維から合成繊維へのシフトが続いていますが、下半期にはその局面が変わる可能性もあります。

最近の国内綿糸の輸出入の状況

最近の国内綿糸の輸出入の状況としては、レアル安が続いていますので、南米諸国向けの輸出が堅調に推移しています。

輸入の方は、日本市場の伸び悩みによる減少傾向ですが、今後紡績糸の需給が伸び需要が回復すれば、綿糸輸入は大きく増えると見られています。

COTTO取引で押さえておくべき国は?

綿花業界は、既述の通り、インドや中国、米国がビッグ3と言われており、この3カ国の動向は押さえておく必要があります。

市場の相場を予測する上でも、常にこの3カ国の状況は情報収集しておきましょう。

世界最大の綿花生産国インド

ここ数年、中国が圧倒的な生産量を誇っていましたが、2017年度には、インドが世界最大の綿生産国になりました。

特にオーガニックコットンは、世界の生産量の約半数を占めるほどの生産量を誇っています。

インドは、中国と並ぶ巨大な人口を抱え、生産だけではなく、消費もトップクラスです。農業形態は、米国の大規模農業とは違い、小規模な農業が寄せ集まっている形態が特徴です。

ただし、インドは労働賃金が安いのですが、児童労働や強制労働が問題となっています。

世界最大の綿輸出国は米国

米国は、現在世界最大の綿輸出国となっています。

徹底された品質管理で高品質の綿を生産している米国は、大規模農業で収穫効率を最大限にまで上げています。自国の綿の生産品質が高いので、他国の綿花を輸入する必要もない状況です。

ある調査によると、米国の消費者の7割は、米国製の綿リッチのシーツと寝具を好んで使用していると言われています。

世界の3分の1の輸出量を米国が占めているので、米国の権限は絶大です。米国農務省によって品質の基準の元が決められたり、綿花相場の商品取引所がシカゴに存在したりします。

消費量の世界トップは中国

近年、中国は綿花の生産量を減らして、インドにトップを譲っていますが、消費量は世界で一番となっています。莫大な人口が中国の綿工業を支えており、世界の工業の地位を守っています。

2011年には、中国の買い付けにより綿花の異常な高騰がありましたが、中国の極端な行動が原因で起こった値上がりでした。

中国の特徴は、自国で生産したものを自国で消費しており、輸出はウイグルなどで採れる超長繊維綿や特殊綿が輸出されています。

世界最大の綿輸入国バングラディッシュ

上記のビッグ3の他に押さえておきたい国は、近年経済発展が著しいバングラディシュです。その経済成長の要因となっているものが繊維産業です。

インドネシアやベトナムも同じですが、格安な労働人口を背景にして、バングラディッシュは大きく成長を遂げています。

しかし、近年は労働環境の劣化も問題化しており、人件費の高騰もみられています。

繊維産業は、まだまだ以上の地域が主な生産地域になりそうですが、今後より機械化が進んでいけば、最後の未開の地アフリカに移る可能性もあるといわれています。

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